道は21日、道営「ホッカイドウ競馬」の2009年度の事業計画を発表した。主会場となる門別競馬場(日高管内日高町)で全レースを夜間開催するなどし、売上高は昨年度に比べ3.5%増の117億9000万円を計画。旭川競馬場からの撤退に伴う関連経費の減少などで、単年度赤字は3億円に抑制を目指す。
開催日程は昨年度と同じ82日間で、札幌競馬場(札幌市)と門別競馬場の2カ所で開く。門別競馬場では全レースをナイター化して集客力を強化。場外馬券売り場の新設や首都圏のファン向けに情報発信も強化し、売り上げ増につなげる。また、運営効率化のため、北海道軽種馬振興公社(日高管内日高町)に開催業務を委託する。
ホッカイドウ競馬は赤字が続き、道は昨年3月にまとめた「改革ビジョン」で10年度までに収支均衡できなければ全廃も視野に入れる考え。08年度の赤字は当初計画の5億5000万円を下回る4億3000万円だった。 (NIKKEI-NET)