高知競馬場は28日、売り上げ低迷の打開策として、7月10日から関西圏で初めての「ナイター開催」を実施すると発表した。
同競馬場は、113連敗を記録したハルウララ人気で脚光を浴びた時期もあったが、引退後の05年以降は辛うじて黒字が出る程度で、売り上げが伸び悩んでいた。そこで、温暖な気候という利点をフル活用。全国初となる1年を通してのナイター開催を行うことになった。
現在の高知競馬は、金、土曜開催で、一日平均6900万円程度の売り上げがある。高知県競馬組合では、ナイター開催になれば電話投票の増加が見込めるため、1億5900万円程度まで売り上げを伸ばせるとみている。5月から照明設備の工事を始め、6月末には完成する予定だ。
これに伴い、同競馬場ではナイターの愛称を募集する。採用者には商品券10万円分などの賞品が贈呈される。募集要項は高知けいば公式サイト http://www.keiba.or.jpに掲載される。(スポーツ報知)