2009年4月28日火曜日
砂煙、夜空に輝く 門別競馬場の改修完了
本年度からホッカイドウ競馬の主会場となる門別競馬場(日高管内日高町)の改修工事が完了、二十七日夜の竣工(しゅんこう)祝賀会では模擬レースも行われ、白い照明にコースが浮かび上がる中、競走馬が砂煙を巻き上げ疾走、競馬関係者二百人の祝福を受けた。
ホッカイドウ競馬は赤字脱却に向け、昨年度、旭川競馬場でのナイター開催から撤退。道が約十二億四千万円を投じ、門別にナイター照明塔四十二基と、八百人を収容できる新スタンドを整備、日高管内七町などが出資する北海道軽種馬振興公社(日高町)が運営を主導する形に改めた。
祝賀会では、競走馬五頭が出走。「国内最高の大井競馬場(東京)並みの明るさ」という照明が輝く中、本番さながらのレースを繰り広げた。
ホッカイドウ競馬は二十九日に札幌競馬場で開幕、開幕日と五月五、六日は、入場料を無料にする。門別では五月二十日から十一月十九日までの七十六日間、全レースをナイターで行う。 (北海道新聞)
<写真> ナイター照明を浴びて競走馬が疾走する門別競馬場。後方は新スタンドの「ポラリスドーム」=27日午後7時10分(中川明紀撮影)