2009年4月2日木曜日

佐賀競馬に新人騎手 4日デビュー

 4日から新年度日程が始まる佐賀競馬(鳥栖市江島町)に、新人騎手と新人調教師が加わった。東京都出身の清水裕一さん(21)=九日きゅう舎=は「騎手になりたい」という夢を佐賀でかなえた。騎手として1993勝を挙げた北村欣也さん(44)は調教師として新たなスタートを切る。
 清水さんは、東京・大井競馬場でレースを見て、その迫力に感動したのが騎手をめざすきっかけ。高校卒業後、千葉県にある乗馬クラブで1年間住み込みで働き、試験に合格して地方競馬教養センター(栃木県)で2年間の訓練を受け3月31日、騎手免許を取得した。

 好きな戦術は追い込み。目標とするのは同競馬トップジョッキーの山口勲騎手。佐賀競馬を選んだのは教官の勧めだったという。デビュー戦は早ければ4日にも実現。「あわただしく準備中で、期待と不安が入り交じっている」と話す。

 北村さんは1982年4月の騎手デビュー以来、28年間常にリーディング上位で活躍してきた。3月22日の最後のレースを終え、同競馬32人目の調教師として新たな道を歩む。開催初日の4日には新人騎手・調教師の紹介式がある。 (佐賀新聞)

【写真】デビュー戦を待つ新人騎手の清水さん