2010年12月11日土曜日
蹄鉄グッズ、県庁で販売 笠松競馬、調教師の妻ら
財政難にあえぐ笠松競馬(羽島郡笠松町)の盛り上げに一役買おうと、調教師の妻らでつくる「愛馬会」のメンバーらが10日、競走馬の蹄鉄を使って手作りした正月飾りやクリスマスリースを県庁で販売した。
蹄鉄グッズは、レース開催日に競馬場内の愛馬会売店で販売しているが、競馬場のPRを兼ねて、昨年に続いて出張販売を企画した。収益は、レースの協賛金に役立てる。
販売したのは、競走馬がレースや調教で使用した蹄鉄や、花もちなどをあしらったしめ飾りや熊手、クリスマスリースなど約60個。調教師の妻が一つ一つ手作りし、蹄鉄は、馬頭観音をまつる山県市の甘南美寺で厄よけの祈とうも受けた。
笠松競馬は当面の存続が決まったものの、経営をめぐる環境は厳しさを増している。この日は、愛馬会のメンバー4人と県地方競馬組合、県笠松競馬支援室の職員らがチラシを配り「競馬場に足を運んで」と呼び掛けた。愛馬会の柳江さつきさん(49)は「一人でも多くの人に競馬場に関心を持ってもらいたい」と話した。(岐阜新聞)
【写真】蹄鉄を使って手作りした正月飾りをPRする愛馬会のメンバー=県庁