岩手県などが設置した有識者会議「岩手競馬経営の将来方向検討会議」は22日、奥州市の水沢競馬場を視察し、市江刺総合支所でファン拡大策などを話し合った。
会議のメンバーは藤井克己座長(岩手大学長)ら10人。2012年度をめどに日本中央競馬会(JRA)の電話投票システムで地方競馬の馬券が購入できるようになるため、会合では「JRAとの連携を密にしたレース時間の設定が好ましい」「薄暮レースの拡大やナイターレースの開催に取り組むべきだ」などの意見が出た。
会議は来年5月まで計8回の会合を持ち、提言をまとめる。
岩手競馬の開幕から今月20日まで114日間の売上額は170億9600万円で、売り上げの減少に伴い9月に修正した計画を1億5100万円(0.9%)下回っている。(河北新報)