2008年9月24日水曜日

門別競馬場:照明設備工事で60人が安全祈願 道営競馬開催へ

 来年度から道営ホッカイドウ競馬の主要開催地となる門別競馬場(日高管内日高町)で23日、ナイター競馬用の照明設備の整備工事の安全祈願祭が行われた。道などから約60人が出席し、工事の安全を祈った。
 経営難に悩む道営競馬は来年度から、経費削減のため旭川開催から撤退し門別開催に振り替えることが決まっている。これまで旭川で行っていたナイター競馬も門別に移るため、新たに照明設備が必要となった。ほかに800人収容可能のスタンドも新設し、集客力の向上をはかる。総工費は約12億円で、来年3月の完成を目指す。
 祈願祭では北海道軽種馬振興公社の三輪茂理事長(日高町長)が「競馬場を馬産地・日高の活性化の起爆剤にしたい」とあいさつ。高橋はるみ知事は「馬産地と力を合わせて道営競馬の活性化に向けて努力したい」と述べた。
 道営競馬は07年度末時点の累積赤字が約230億円に上り、10年度までに単年度収支均衡を達成できなければ廃止する方針が決まっている。(毎日新聞)