デビュー3年未満の騎手らが腕前を競う「第24回全日本新人王争覇戦競走」が12日、高知市長浜宮田の高知競馬場で開かれ=写真=、日本中央競馬会(JRA)の伊藤工真騎手が優勝した。高知競馬の西森将司騎手は5位だった。
2レースの合計ポイントで勝敗を決める方式で、伊藤騎手は連続2着で1位となった。2位は船橋競馬(千葉)の沢田龍哉騎手、3位は園田競馬(兵庫)の大柿一真騎手。2008年に新人の年間最多勝記録を樹立し、活躍が期待された三浦皇成騎手は6位だった。
若手の活躍を一目見ようと県外からも多くのファンが駆け付け、声援を送った。神戸市灘区の女性(30)は「交流レースをたくさん開いて、地方競馬を盛り上げてほしい」と話していた。奈良県大淀町から応援に駆け付けた大柿騎手の弟恒也君(8)は「JRAの騎手になって、色んな競馬場でレースをしたい」と笑顔だった。(読売新聞)