2011年1月5日水曜日
佐賀競馬 山口騎手が全国リーディングジョッキーに
佐賀競馬の山口勲騎手(40)=山下清きゅう舎所属=が2010年の年間勝利数を294勝とし、地方競馬の全騎手334人の中でナンバーワンに輝いた。佐賀競馬としては初の全国リーディングジョッキーとなった。
地方競馬全国協会によると、記録が残る1974年以降、九州の騎手が全国ナンバーワンになるのは85年の中津競馬(当時)の有馬澄男騎手(現在・園田競馬場)以来。これまでは開催日数の多い南関東や兵庫などの騎手が制してきた。
記録は中央競馬の勝利数を除く地方競馬のランキング。2位は大井競馬場の戸崎圭太騎手の288勝だった。山口騎手は佐賀競馬の開催を終えた昨年12月27日時点で2位の戸崎騎手に13勝差。大井競馬は31日まで5日間開催されたが、山口騎手は30、31日の荒尾競馬で計2勝を挙げ、6勝差でトップを守りきった。
25年ぶりの快挙で九州競馬の意地を見せた山口騎手は「とてもうれしい。滅多にないことだし、佐賀競馬所属で獲得できたことはよかった。ファンと関係者のみなさんのおかげです」とコメントした。 (佐賀新聞)