今年度収支均衡保てる見通し…荒尾競馬 荒尾競馬組合(管理者・前畑淳治荒尾市長)の臨時議会が29日開かれ、組合側は2月から導入する地方公営企業法会計に基づき初めて作成した貸借対照表を公表した。約488万円の剰余金が見込まれることから、今年度は収支均衡を保てるとの見通しを示した。
貸借対照表は3月31日現在を想定。資産は、競馬場の土地・建物などの固定資産が約14億700万円、現金、未収金などの流動資産が約4億2800万円の計約18億3500万円。負債は市や銀行などからの一時借入金17億4000万円、未払い金約8800万円などで計約18億3000万円になるという。
今月末現在、競馬事業で約2000万円の収益があり、剰余金も約3800万円あるが年度末に減価償却、期末支払い分を控除する。
有識者によるあり方検討会が「2011年度までの収支状況をみて存廃を判断すべき」と提言しており、今年度の収支が大きな判断材料になると見られている。(読売新聞)