県競馬組合(管理者・達増知事)は、岩手競馬の2期(4月3日〜8月16日)までの発売額が計画を下回ったことを受け、賞典費の削減など今季2度目のコスト調整を検討していることが11日、分かった。1期終了後に続くコスト調整で、今季初めて賞金や出走手当に当たる賞典費を対象とする方向。約8千万円の調整となる見込みで、14日の県競馬組合運営協議会で提案する。
県競馬組合によると、2期までの発売額は計画比1億3200万円減(1・4%減)の93億4100万円。存続条件である赤字を出さない「収支均衡」のため、コスト調整が必要となった。現在最終調整中だが、発売額と計画値の差額から約8千万円に上るとみられる。(岩手日報)