2010年9月8日水曜日

オグリのたてがみ笠松に 競馬場に「形見」記念碑


 7月に死んだ笠松競馬出身の名馬オグリキャップのたてがみを展示する記念碑が、羽島郡笠松町の同競馬場内に完成し7日、記念セレモニーが開かれた。

 たてがみは、オグリキャップが引退後、余生を送っていた北海道新冠町の優駿スタリオンステーションから、同競馬場に形見として贈られた。記念碑は、オグリキャップ像前に設置され、赤御影石製で高さ59センチ、幅46センチ。透明なアクリル板がはめてあり、たてがみを見ることができる。「オグリキャップよ永遠に」のメッセージも刻まれている。

 式典では、県地方競馬組合の広江正明管理者が「笠松競馬は厳しい経営状況にあるが、オグリキャップに勇気づけられている。永遠にたたえていきたい」とあいさつ。松原秀安副管理者、初代馬主の小栗孝一さんとともに、記念碑を除幕し、全国のファンから寄せられた記帳簿(915人分)と追悼の言葉(368通)を記念碑に収納した。

 集まったファンらが、早速記念碑を前に記念撮影するなど雄姿をしのび、小栗さんは「うれしい。オグリキャップは幸せな馬です」と話していた。(岐阜新聞)
【写真】オグリキャップをたたえて設置されたたてがみの展示記念碑=7日午後1時45分、羽島郡笠松町若葉町、笠松競馬場