2011年12月11日日曜日
荒尾競馬、忘れないで 16、23日に感謝イベント
荒尾市の荒尾競馬2 件は16日と23日でレースの開催を終える。両日は来場者向けにファン感謝イベントを実施予定。荒尾で活躍した名馬の写真を使ったカレンダーや馬場の砂を詰めた小瓶の配布、騎手サイン会などがある。厩務[きゅうむ]員らも「荒尾の思い出を忘れないで」と手作りのオリジナルグッズを準備している。
カレンダーには第1回サラブレッド大賞典(1990年)で勝利したコーナンオーマ、第32回楠賞(93年)のダイメイゴッツと同39回(2000年)のコウザンハヤヒデ、開設83周年記念大阿蘇大賞典(11年)のテットウテツビなどが登場。満員のスタンドやモノクロームの馬場なども、83年の歴史を伝える。
製作した日本レーシングサービス(東京)の古橋永祐さん(26)は「ファンとの距離の近さが荒尾の魅力だった。来年1年間、記憶を手元に置いてほしい」と話す。馬場の砂とともに、16、23日の来場者に無料配布する(先着順)。
厩務員会は「記念グッズがほしい」というファンの声を受け、馬のたてがみを使ったストラップと金銀の蹄鉄[ていてつ]を製作している。23日に販売する予定。
16日は午後4時50分から騎手サイン会も。最終日の23日は入場無料。所属騎手全員によるレースがあるほか、最終9レース終了後は馬場を開放する。荒尾競馬2 件婦人会や装蹄師会などによるプレゼント、体験乗馬も実施予定。競馬組合TEL0968(62)2210。(熊本日日新聞)
【写真】厩務員会が家族で手作りしている馬のたてがみを使ったストラップと金銀の蹄鉄
【写真】荒尾の馬場を駆けた名馬の写真を使った2012年カレンダー