荒尾競馬(熊本県荒尾市)の最年長騎手・尾林幸彦(48)が、同競馬が23日に経営難のため廃止されるのを機に引退する。10年前に廃止された中津競馬(大分県中津市)から移籍した通算2665勝のベテランは、2度目の廃止を迎えて決断した。
尾林は16歳でデビュー。中津競馬で2度最多勝となるなど中心騎手として活躍した。2001年3月に同競馬が廃止された際、知人の調教師の誘いで荒尾競馬に移籍。同競馬が存続する限り現役を続けるつもりだったが「この年齢で移籍してまた一から苦労はできない」と引退を決意。次の進路は年が明けてから考えるという。(スポニチ)