県競馬組合議会定例会が14日、県庁で開かれ、総額516億6324万円の12年度当初予算を可決した。来シーズンは4月7日に水沢競馬場で開幕し、今年度より21日多い125日の開催を予定している。
発売計画額は今年度比23億5600万円増の170億400万円。主な取り組みは、重賞競走や復興記念レースなど魅力あるレースを充実させるほか、インターネットや携帯電話から馬券を購入できる日本中央競馬会(JRA)の会員向けの発売や情報発信を強化する。東日本大震災で全壊した釜石場外馬券所を13年度までに新設・再開するため、運営事業者を公募する。
また騎乗手当をこれまでの1レース当たり1000円から3500円に引き上げ、代わりに一律5000円の日当を廃止。賞典費も増額した。組合職員18人の期末手当は3~5割削減し、当期利益2000万円を確保し、収支均衡を保つ。(毎日新聞)