2012年2月29日水曜日

競馬組合の清算で17億円全額を負担

荒尾市は、荒尾競馬組合の廃止清算に伴う負担金約17億7600万円を今年度一般会計補正予算案に計上した。競馬組合は県と市による一部事務組合だが、清算費は市が全額賄う。組合の解散を認める議案などと共に3月5日開会の定例市議会に提案する。議決されれば、組合は同31日で解散する。

 負担金のうち17億円が、組合が借り入れた事業資金で▽市11億円▽JAたまな4億円▽地方競馬全国協会2億円--の内訳。負担金の財源は主に第三セクター等改革推進債13億6000万円で、他に清算で生じる剰余金3億円と財政調整基金からの約1億1600万円を充てる。

 組合の解散を認める同様の議案は、県議会でも3月2日までに議決される見込み。これを受けて市議会は、5日に提案される34議案のうち、組合解散関連の4議案に限って同日中に議決する。(毎日新聞)