2012年2月28日火曜日

6頭落馬で競走中止…増田ら救急搬送

27日の川崎競馬初日1Rで6頭が落馬、競走中止する事故が起こった。午前11時30分発走の4歳未格付馬による1400メートル戦(1頭が競走除外で10頭立て)。2番手集団の内にいたブラッディマリーが3角で骨折、最初に落馬。後続の5頭がこれを避け切れずに次々と落馬した。ブラッディマリーの増田、ミリオンセーバーの佐藤太、ブルジョワの吉原が救急搬送された。

 増田は臀部(でんぶ)打撲内出血と貧血で数日間の入院加療。佐藤は右肩甲骨と左足関節外果の骨折。吉原は右上腕などの挫傷、右腸骨不全骨折の疑いと、それぞれ診断された。28日の騎手変更は当日発表される。また、クロノスの本橋は左肋骨不全骨折、コルナスの川島は右膝関節打撲と捻挫で、その後のレースは乗り代わり。メリイステップの高橋利は異常なし。

 事故により川崎競馬は2R以降、約30分遅れで行われた。地方競馬では80年2月5日に園田で8頭、91年5月1日には宇都宮で7頭の落馬事故が起きている。中央競馬では10年1月11日の中山で史上最悪の9頭の落馬事故があった。(毎日新聞)