2012年2月28日火曜日

大崎の場外馬券場閉鎖


 大崎町野方の場外馬券売り場「ニューウェーブ大崎」が3月末で閉鎖する。発券・払い戻し業務を契約していた荒尾競馬(熊本県荒尾市)が昨年12月に事業廃止したことに伴い、4月以降は新たな発券・払い戻し機を購入しなければ営業が継続できなくなり、売り上げが低迷する中で新たな投資は難しいと判断した。

 建物を所有し、業務を代行してきた楠田養鰻(楠田茂男社長、大崎町)によると、社員・パートの11人は解雇する。施設の新たな利用法などは未定という。

 同施設は2007年4月にオープン。大型ディスプレーを備え、全国に10か所ある地方競馬の馬券を発券してきた。近年は地方競馬の人気低迷でレース開催が減少。インターネットでの馬券購入が浸透したこともあり、利用者が減少していた。

 楠田千鶴マネジャーは「新たな企業に施設を活用してもらえないかと考えている。3月26日から29日のリレーナイターが最後の営業になるので、一人でも多くの人に足を運んでもらいたい」と話している。(読売新聞)
【写真】3月末で閉鎖する「ニューウェーブ大崎」