岩手競馬を運営する岩手県競馬組合は6日、騎手の実力に応じて馬の負担重量を決めるハンデ戦を実施すると発表した。馬の実力に合わせたハンデ戦はあるが、騎手を対象とするのは世界初という。
岩手競馬のトップ騎手は、2着以内に入る「連対率」が4割を超え、日本中央競馬会の武豊騎手よりも高い。ファンから「騎手にもハンデを」との声もあり、今年5月末から約20レースに導入する予定。
弱い馬が軽い負担で走り、強い馬に勝つことがあるのがハンデ戦。単年度で赤字となれば、即廃止との条件で運営を続けている岩手競馬は、騎手のハンデ戦で再建に向けて一発逆転できるか。(毎日新聞)