平成21年度に道営ホッカイドウ競馬を委託される社団法人北海道軽種馬振興公社(理事長・三輪茂日高町長)が行っている日高管内日高町の門別競馬場本場化改修工事が、現在着々と進んでいる。
3月下旬に予定する能力検定に向け、明けの2歳馬約530頭、3歳以上約220頭が調教をするため、工事時間は午後からなどと制限されている。
3月末の竣工(しゅんこう)に向けた工事の進ちょく状況は、ナイターレースのための照明設備工事が約75%。地上19メートルの走路用照明42基、地上14メートルのスタート補助照明4基の建柱工事がほぼ終わり、一部照明器具の取り付けが残る。ほかに厩舎(きゅうしゃ)馬道照明設備工事の外灯約200基は90%。
スタンド施設工事は、約500人の既設のスタンド横に新たに夏スタンド1階建て約542平方メートルを建設中。基礎工事が終わり、テント構造の屋根を載せる支柱を施工中で、約30%の進ちょく率となっている。
このほど同工事現場を視察した三輪町長は「工事は時間の経過とともに進むと思うが、やはり期待したいのは(新年度開催で)馬券が多く売れること」と話していた。(室蘭新報)