2009年2月12日木曜日

地方でも「一口馬主」…シルクHC所有馬今春に道営デビュー

 クラブ法人のシルクホースクラブが、09年度のホッカイドウ競馬で“一口馬主”の馬をデビューさせることが11日、スポーツ報知の取材で分かった。

 会員制で一般から出資を募集した馬が、地方競馬で走るのは初めて。07年9月の法改正により、中央だけでなく、地方でもクラブ法人の馬主資格が認められ、売り上げが低迷する地方競馬の復興に協力したいと、同クラブが参入に踏み切った。

 近く募集される2歳馬は、父フサイチソニック、母オペラアイの牡馬。1口6000円(計200口=総額120万円)と手軽な価格だ。月々の管理費も、道営競馬の場合、中央の3分の1以下なので、少ない金額で楽しむことができる。

 同クラブは、南関東で2頭、岩手で1頭と、計4頭のデビューを予定。このほかに、3つの法人が資格を取得しており、追随する動きを見せている。JRAでは、入厩頭数の3割程度がクラブ法人の所有馬で、地方競馬でも拡大していくことが予想される。(スポーツ報知)