2009年11月25日水曜日
福山競馬60周年で記念式
福山市営競馬の開設60周年を祝う記念式が24日、福山市東桜町の市役所であり、羽田皓市長が競馬事業に携わっている団体を表彰して長年の苦労をねぎらった。
主催者の市や競馬関係者ら約30人が出席。羽田市長は「競馬事業が戦後復興、都市基盤整備に貢献した。多くの名馬も輩出した」などと述べ、広島県馬主会や県調騎会、西日本装蹄(そうてい)師会福山支部など8団体を表彰した。
福山競馬は1949年に開設。ピーク時の91年には345億円の売り上げがあり、市財政を長らく潤わせた。しかし、最近は売り上げ減が続き、在籍馬も急減。アラブ系競走馬の単独レースも9月で終了するなど、羽田市長が存続条件に挙げる単年度黒字確保が厳しい状況になっている。
表彰を受けた県厩務員会の世良吉正会長(62)は「状況は厳しいが、この状況をなんとか乗り越えて70周年、80周年につなげたい」と話した。(中国新聞)
【写真説明】羽田市長(右)から表彰状を受け取る県厩務員会の世良会長(中央)たち