2009年11月21日土曜日

一宮の場外馬券売り場建設:住民から反対相次ぐ

 一宮市篭屋の閉鎖中のスロット店を改築して場外馬券売り場建設を計画している県競馬組合(管理者・神田真秋知事)は20日夜、同市開明東屋敷の高野島公民館で地元住民への説明会を開いた。
 説明会には住民約40人が訪れた。県競馬組合の若松文男副管理者ら5人が出席し、今田幹雄主幹が計画の概要を説明し、理解と協力を求めた。
 住民からは「学校教育や青少年への悪影響」「交通渋滞の発生」を心配する意見があり、開設に反対する声が相次いだ。今田主幹は「警察に協力を要請したい」と述べるにとどまった。
 計画によると、場外馬券売り場は全国15競馬場の馬券を発売する予定。2階建てで1、2階に大型モニターを置き、有料観覧席などを配置して観戦できるようにする。
 県競馬組合は21日午後6時半から、一宮市東五城備前、一宮市役所尾西庁舎の生涯学習センターでも説明会を開く。(毎日新聞)