道営ホッカイドウ競馬の今季のレースが19日に門別競馬場で終えた。発売額115億4570万円。前年比101.4%と健闘した。累積赤字約240億円を抱え、存続の危機の中、売り上げ増で一息ついた格好だ。
道営競馬は4月に札幌競馬場で幕開けした。今季は旭川競馬場のナイター競馬を門別競馬場に集約したほか、門別競馬場も観客スタンドを新設し、存続に向け「背水の陣で臨んだ」(北海道軽種馬振興公社)。
結果は前年発売額を上回った。計画比でも97.9%に達した。1日当たりの発売額は1億4254万円で、前年比2.6%増だった。
開催は門別競馬場に集中させ74日間、札幌競馬場は6日間だった。発売額は札幌競馬7億2000万円、門別競馬場はナイター競馬などが奏功して108億2000万円。
軽種馬振興公社は来季の開催を、札幌開催を取り止め門別競馬場に全て集約させる方向で検討している。
(苫小牧民報)