2009年11月17日火曜日

一宮に場外馬券売り場 愛知県競馬組合が初の公設民営型


 名古屋競馬(名古屋市港区)を運営する愛知県競馬組合が、同県一宮市籠屋2のパチンコスロット店跡地に、地方競馬の場外馬券売り場の開設を計画していることが分かった。農林水産省は開設前に地元住民らの同意を得るよう求めており、説明会を20、21の両日に開く。
 同組合専用の場外売り場は、県内ではサンアール大須(名古屋市中区)などに続いて4カ所目。
 組合が設置して民間会社に運営を任せる「公設民営」型を目指す。公設民営型は同組合では初めて。
 組合によると、売り場を運営するのは、一宮市内でパチンコ店などを経営する琥珀(こはく)観光(一宮市)。開設予定地では夏までパチスロ店を営業していた。
 組合は名古屋競馬の振興策の一つとして売り場を増やそうと、場外のオーナーを募集しており、琥珀観光が名乗り出たという。
 計画では場外売り場は2階建てで、延べ床面積約600平方メートル。収容人数は180人を見込む。名古屋競馬場のほか笠松(岐阜県笠松町)、金沢(金沢市)などの地方競馬のレースも扱う。開業時期は決まっていない。
 地元向け説明会は、20日午後6時半から、一宮市開明の高野島公民館で、21日午後6時半から、同市東五城の市生涯学習センターでそれぞれ開く。(中日新聞)