2010年3月9日火曜日

福山市営競馬 黒字確保の見通し

 経営不振が続く福山市営競馬の今年度の収支について、同市の羽田皓(あきら)市長は8日、1~3月の第4四半期の馬券の売上額が回復傾向にあり、これまで積み立ててきた施設整備等基金からの繰り入れなどで黒字を確保できるとの見通しを示した。同日の定例市議会の代表質疑で答弁した。
 市によると、今年1~2月の1日当たりの馬券の売上額は、前年同期比7%増の1億957万円とやや回復。振興策として取り組んできた他の競馬場での市営競馬の馬券の売上額が伸びたことが主な要因という。
 答弁で羽田市長は「基金からの繰り入れが前提だが、現時点では収支は均衡すると考えている」と述べた。(毎日新聞)