福山商工会議所の林克士会頭が福山競馬の廃止もやむを得ないと会見で表明したことを受け、福山競馬関係団体連絡会議(渡辺貞夫会長、8団体)は1日までに林会頭に抗議文を出す方針を決めた。
福山競馬存廃については現在、市の市営競馬検討委員会が2月から議論を重ねているが結論を出すには至っていない。検討委員には福山商議所の専務理事もいる。
連絡会議は(1)関係者間の協議を軽視している(2)意見は検討委に集約すべきだ―との理由で「地元経済界のトップとしては軽率な発言。見過ごすわけにはいかない」と反発。準備が整いしだい抗議文を提出するという。
林会頭は2月26日の定例記者会見で「(競馬場関係者の)雇用には配慮が必要だが、問題を先延ばしするべきではない」などと発言。廃止後の跡地利用にも言及している。(中国新聞)