赤字経営が続く金沢競馬の存廃を協議する「金沢競馬経営評価委員会」が4日、県庁で開かれ、2011年度から13年度までの収支予測が示された。
現状で推移した場合、11年度の単年度収支は3億2200万円の赤字となり、赤字額は12年度には4億7600万円、13年度には6億1600万円に拡大する。開催経費を切り詰め、収支均衡を目指した場合、11年度は5900万円の赤字となるが、12年度は1900万円の黒字、13年度は200万円の黒字になるという。会合では、11年度から17年度にかけて競馬場施設の大規模改修が行われるため、単年度平均1億2900万円の歳出が見込まれることも報告された。(読売新聞)