2010年11月26日金曜日

佐賀競馬、2年ぶり単年度赤字に

 佐賀競馬の2009年度決算は、6795万円の赤字となった。08年度は6年ぶりの黒字だったが、公営ギャンブルの不振と景気悪化で発売額が大幅に減少。再び単年度赤字に陥った。積立金は既に底をついており、赤字分は10年度歳入からの繰り上げ充用で補った。
 25日に鳥栖市の佐賀競馬場で開いた県競馬組合(管理者・坂井浩毅副知事)の定例議会で認定した。
 歳入は119億605万円(前年度比7・4%減)、歳出は119億7400万円(同比7%減)。差し引き約6795万円の赤字になった。歳出に前年度繰り上げ充用額1945万円が含まれているため、単年度収支は4850万円の赤字となる。
 勝ち馬投票券の発売額から返還金を除いた売上額は109億5044万円で、前年度に比べ8億3579万円減った。場外発売所を含めた入場者は54万589人で前年から4万2780人減った。(佐賀新聞)

 

 監査報告では06年度に設置した宮崎県の田野場外発売所が、発売額と利用者数とも計画を大幅に下回っていることに触れ、「(田野場外の)廃止を含めて対応策を早急に検討する必要がある」と指摘している。
2010年11月25日更新