2012年12月30日日曜日

高知競馬のネット販売好調 JRAシステム導入奏功

 高知競馬の馬券売り上げが伸びている。高知県競馬組合が10月に導入した、日本中央競馬会(JRA)のシステム「IPAT」を使ったネット発売が奏功。高知競馬の1日平均売り上げは、2010年度6400万円、11年度7600万円だったが、今月24日には1億3800万円に上った。そのうちIPAT分が4900万円を占め、同組合は「予想以上の多さ」と驚いている。(高知新聞)

2012年12月24日月曜日

中央競馬の売り上げ、15年ぶり前年上回る


 今年は中央競馬の年間売り上げが1997年以来、15年ぶりに前年を上回った。16日の時点で約2兆2993億円で、昨年(約2兆2935億円)を突破した。昨年同時期と比べると約4.4%上回っている。最終的に東日本大震災以前の水準(10年、約2兆4275億円)にどこまで近づくかが焦点だ。
 97年に4兆円をわずかに超え、ピークを迎えたが、翌98年からは14年連続で前年割れ。昨年はピーク時の57.3%に落ちた。97年は国内で金融危機が表面化した年で、その後の長期不況やレジャーの多様化の影響を受けた。昨年は東日本大震災で東日本地区の競馬開催が6週間休止される事態も重なり、決算では54年ぶりに赤字を計上した。
 今年は台風接近による1日の順延以外は順調に日程を消化。年間を通じて無事に開催できたことが回復の最大の要因だった。昨年、売り上げの少ない小倉や新潟で代替された春の中山開催を通常通り開催したことが大きく、政策的に首都圏、近畿圏の開催日数を増やしたことも、増収要因となった。
 一方、有馬記念の売り上げはピークの96年に約875億円を記録した後は急落。昨年は377億5975万7900円まで下がった。有力馬が出走回避した今年も厳しそう。
 また、有馬記念の翌日24日にも中山、阪神開催が組まれており、同日の売り上げにも注目が集まる。有馬記念が年間最終開催日より前に行われるのは33年ぶりのことだ。(日本経済新聞)

2012年12月15日土曜日

福山競馬 再就職の支援継続


 福山市は14日の市議会総務委員会で、本年度末で廃止する福山競馬の関係者の再就職や転居などの支援を2013年度も続ける考えを示した。現在の市競馬事務局とは異なる部署を設け、競馬場内で業務に当たるという。
 市財政局の佐藤彰三局長が「競馬の特別会計は本年度末で廃止するが、一般会計で支援を続ける。体制は今後検討する」と述べた。現在厩舎(きゅうしゃ)に住んでいる関係者が再就職や転居のめどが付くまで、来年4月以降も住むことを柔軟に認めるという。
 また市競馬事務局の広安啓治総務課長は、市が開会中の市議会定例会に追加提案した関係者への協力金の一部費用2億円について「協議の整った関係者に対する前倒しの支給に備えている」と説明。協議の進行状況に応じて順次協力金を支給する考えを示した。支給総額の見通しについては「今後関係者との協議で定まる」と述べた。(中国新聞)

2012年12月14日金曜日

笠松競馬ネット販売伸びず JRA会員向け、見込みの3割


 笠松競馬(羽島郡笠松町)が日本中央競馬会(JRA)のインターネット投票会員に対して10月から始めた笠松競馬の馬券販売が伸び悩み、1日の平均売り上げが当初見込みの約3割にとどまっていることが13日、分かった。このため、県地方競馬組合は17日に開かれる組合の定例議会で、本年度一般会計予算の減額補正案を上程する見通しとなった。
 組合は同会員に対して本年度、10月からの15日間のレースの発売を予定している。本年度当初は地方競馬全国協会の試算数値の8割として約3億8000万円、1日平均約2530万円の売り上げを見込んでいた。
 だが、11月末まで7日間の累計売上額は計約6300万円、1日平均約900万円。このまま続けばトータルで約1億3500万円にとどまる見込み。看板レースの「笠松グランプリ」も発売したが苦戦が続いている。
 組合はインターネットでの広報を強化しようと、来年1月中旬の公開をめどにホームページのリニューアルに取り組んでいる。組合を構成する笠松町と同郡岐南町は笠松競馬の広告費用のため、県が半額負担する県市町村振興補助金としていずれも100万円を今月の町議会定例会で予算化、経営改善の努力を続けている。組合は「都市圏などへ広く笠松競馬をPRし、顧客拡大につなげたい」と話している。(岐阜新聞)

2012年12月13日木曜日

福山競馬関係者に市が協力金

 福山市は12日の市議会総務委員会で、本年度末での廃止を表明した福山競馬の関係者の生活支援のため、協力金を支給する方針を明らかにした。関連の条例案を開会中の市議会定例会に提案する。
 条例案は支給対象者を「馬主のほか、調教師などの厩舎(きゅうしゃ)関係者を中心とした競馬関係者、およびこれらで構成する団体のうち適当と認めるもの」と規定。支給額は「別に定める基準で算定した額を限度とし、予算の範囲内で支給する」とした。
 施行日は「交付の日」とし、支給方法も定める。市財政局の佐藤彰三局長は「これまで競馬事業を支えてきた関係者が生活基盤を喪失するため、対応が必要だ」と説明した。
 関係者は調教師や騎手、厩務(きゅうむ)員たち114人を中心に、馬主や関連業者を含めた計728人。羽田皓市長は関係者に廃止を伝えた11月26日の説明会で「今後については誠意を持って対応する」との考えを示していた。(中国新聞)

福山競馬騎手ら補償へ新条例  福山市方針


 福山市は12日の市議会総務委員会で、福山競馬が来年3月に廃止するのに伴い、職を失う関係者に補償を行うための新条例を制定する考えを示した。支給の対象者は馬主、調教師など厩舎関係者など。
 市によると、同競馬の運営に携わる関係者は約300人。このうち、窓口業務などを担当する従事員約190人は市が直接雇用している。これ以外の調教師やきゅう務員、騎手などの計約90人については「自営業」にあたり、今後の生活補償を行うため条例制定が必要になった。
 条例案では、競馬事業の市政への貢献を考慮し、「協力金」との名目で支給することにした。また、支給額は、別に定める基準から算定する方針だ。
 この日の委員会で、佐藤彰三財政局長は「生活基盤を喪失する人たちに対応したい」などと述べた。(読売新聞)

2012年12月12日水曜日

雑賀正光調教師(高知)、地方競馬年間最多勝記録を更新


 今日開催が行われている高知競馬第1レースで雑賀正光調教師が、自身の持つ地方競馬における調教師の年間最多勝を更新する266勝目を挙げた。その後、第3レースでも勝ち星を加え、午後5時半現在の年間勝利数は267となっている。
 雑賀調教師は、昨年265勝を挙げて全国の地方競馬年間最多勝を獲得するなど、高知競馬のみならず全国の調教師リーディング上位の常連として活躍している。
 大晦日の高知競馬最終レースまであといくつ勝ち星を伸ばすことができるのか期待が高まる。
◎雑賀正光調教師のコメント
 この記録は馬を預けてくれる馬主の方やスタッフ全員の頑張りによって達成できたものです。これからも一戦一戦大切に戦っていきたいと思います。(ラジオNIKKEI)

2012年12月11日火曜日

競馬赤字、一般会計で補てん


 福山市の羽田皓市長は10日の市議会本会議で、約19億円に上る福山競馬の特別会計の累積赤字について、事業を廃止する本年度末に額を確定させ、一般会計からの補てんで解消する考えを示した。累積赤字が解消され次第、特別会計は廃止する。
 福山競馬の昨年度までの累積赤字は18億6900万円。市は競馬に関わる施設整備などの2基金計約6億円を赤字解消に活用する方針だが、全額を充てても3分の1程度しか補えないため、一般会計から補てんする。本年度内の整理を目指す。
 また羽田市長は競馬関係者の補償について「調教師など厩舎(きゅうしゃ)関係者を中心にした給付の仕組みをつくりたい」とした。杉原郁充・市競馬事務局長は「市内企業や全国の競馬関係者から『受け入れを考えてもいい』との声が来ている」とし、関係者の要望を基に就労支援を進める考えを示した。(中国新聞)

2012年12月8日土曜日

ばんえい競馬に新型馬券 特区で認定、高額配当も

 帯広市主催のばんえい競馬は1日7レースの1着を当てる「7重勝単勝式」の馬券を導入する。的中者がいない場合は払戻金を繰り越すキャリーオーバー方式で、高額配当が期待できるという。11月末に構造改革特区に認定されたことで発売可能になった。地方競馬で導入するのは5月の佐賀競馬に次ぎ全国2番目。
 通信大手ソフトバンクグループのオッズ・パーク(東京・港)が運営するサイト「オッズパークLOTO」を通じてネット販売する。単価は100円で、最高払戻金は2億円。第1弾は15日開催レース分で、前日午後6時から購入できる。
 ばんえい競馬は2010年1月、地方競馬で初めて「5重勝単勝式」馬券を発売した。ただ出走頭数の少ない地方競馬では的中率が比較的高く、過去最高の配当は約1020万円。対象レースを7に増やすことで高額配当の確率を高め、馬券売り上げ増につなげる。(日経新聞)

2012年12月7日金曜日

新しい試み!騎手が売る船橋オリジナルグッズ


 船橋の騎手たちが新しい試みを始めた。
 5日、クイーン賞当日、メーンレース発走前から佐藤太、脇田、山口達、本橋、川島の5人がクリスマス仕様に彩られたテントに立ち、船橋競馬オリジナルグッズの販売を行った。店頭には騎手会のロゴ入りTシャツやスタジャン、船橋所属騎手の勝負服キーホルダーなどが並ぶ。気に入ったグッズを購入しサインを求めたり、騎手たちと笑顔や言葉を交わすファン。激励され、照れくさそうにする騎手。キーホルダーを買った南関ファン歴6年の女性は「所属全員の分があるのは珍しく、好きな騎手のがあってうれしい」と笑顔で話してくれた。寒空の下、ほんのり温かい交流の場が広がっていた。

 「以前からグッズ売り場が欲しいという声があったし、こういうファンと触れ合える場をつくりたかった」と騎手会長の佐藤太。売り上げはファンサービスや社会福祉への寄付に使われ、チャリティーとしての役割も担う。今後も船橋開催の重賞実施日(次回は1月9日)、閉門前1時間程度で出店。店頭に立つ騎手はその都度変わる予定。5日は5人に加え、最終レース後には左海も駆けつけた。ファンと騎手の思いが結びついて生まれた船橋競馬の新スポット。ぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょう。(スポニチ)