2009年3月6日金曜日

笠松競馬4年連続黒字に 08年度1億円見込む

 笠松競馬を運営する県地方競馬組合の組合議会は5日開き、125億7816万円の2009年度一般会計当初予算案を可決した。馬券収入の落ち込みで08年度当初比2・3%減で、2年ぶりのマイナス予算。同組合は08年度の収支が、約1億円の黒字となる見通しも明らかにした。

 08年度決算見込みは馬券収入が121億円で、07年度比2・2%減。1開催を残しての馬券収入は、インターネット投票が前年同期比28・4%伸びたものの、収益率の高い本場が同12%減少した。4日現在の収支は約7400万円の黒字で、4年連続の黒字は確実となった。

 09年度当初予算は、馬券収入が08年度当初比3・3%減の116億円。歳出では土地明け渡し訴訟の和解に備え、1億4600万円の賃料負担の増加分を見込んで、予備費に1億8500万円を計上。公債費はシアター恵那の債務の償還が6500万円に倍増し、基金を取り崩して充当する。09年度末の基金残高は、4億2600万円を見込む。(岐阜新聞)