2009年8月8日土曜日

「夜さ恋ナイター」が開幕=全国初の通年開催−高知競馬


 売り上げ低下に苦しむ高知競馬で、全国初の通年でのナイター開催を実施する「夜さ恋(よさこい)ナイター」が始まった。運営する高知県競馬組合は「ナイターに失敗すれば後がない」と背水の陣で臨んでいる。
 高知競馬では売り上げの減少傾向に歯止めがかからず、経費削減や、夕方に開催する「薄暮競馬」などの策を講じてきたが、「経費カットの手法は既に限界」。打開策として、唯一右肩上がりとなっているインターネットでの馬券販売に活路を求め、他の公営競技と競合しない時間帯が望ましいとして、ナイター開催に踏み切った。
 照明設置には地方競馬全国協会から5割の補助を受けた上で、財政調整基金のほとんどを投入。公営競馬では大井(東京)などが春から秋にかけてナイターを実施しているが、高知競馬では比較的温暖な気候を生かし、通年開催とした。
 ナイター初日の7月24日、仕事帰りに訪れた高知市の沖野勝さん(32)は、普段はあまり競馬場に行かないというが、「この時間ならふらっと来てふらっと帰れる。楽しいね」と話す。
 ナイター開催以外にも、「来場者数、自場売り上げの下げ止まりを」と、県内で発行されているフリーペーパーに女性騎手の連載記事を掲載するなどして盛んにPR。かつて高知競馬で連敗してもひたむきに走る牝馬ハルウララが全国的な人気を集めたように、話題性のある馬の出現もファンは待ち望んでいる。(時事ニュース)