2011年1月5日水曜日

福山競馬の総売り上げ減少


 福山市は4日、福山競馬の本年度第1〜3四半期(昨年4〜12月)の開催成績をまとめた。総売り上げは51億4111万円で、前年度同期より1日当たり約4・4%減った。

 4月10日〜12月26日の開催63日間について、同市千代田町の本場や場外馬券売り場などでの売り上げを集計した。1日当たり8160万円で、開催日数が2日少ない前年度同期の8532万円(総売り上げ52億463万円)を372万円下回った。入場者数は11万7622人で1日当たり212人減った。

 年間で最もにぎわう正月競馬(2、3日)も前年度より約1900万円の減収だった。市によると「このままでは、基金からの繰り入れなしでは通年での黒字確保は困難」という。

 羽田皓市長は、(1)「速やかに廃止」を前提とする市営競馬検討委員会の答申(2)調教師や騎手たちの存続要望(3)2011年度の予算編成—などを踏まえ、競馬事業を続けるかどうかの決断を近く表明する見通し。(中国新聞)

【写真説明】減収が続く中で開催された正月競馬のレース(3日)