2011年1月4日火曜日

荒尾競馬:12年連続の赤字決算 累積赤字は14億200万円に

 荒尾市の荒尾競馬組合(管理者=前畑淳治同市長)は、12年連続の赤字となる09年度決算を発表した。単年度収支は4500万円の赤字で、累積赤字額は14億200万円となった。

 決算は、競馬事業収入が48億7700万円と前年度比2・5%(1億2200万円)減となるなど総収入は55億5800万円で、同比3・3%も減少した。これに対し、支出は経費節減や競馬開催日数減などで前年比2・1%減の69億6000万円に押さえたものの、14億円を超す累積赤字となった。

 決算は先月27日開いた組合会議で認定された。また、競馬事業の存廃に影響する10年度決算予想について組合側は「出走手当の削減などで単年度収支の赤字幅を縮減し、さらに地方競馬全国協会の馬事畜産振興事業基金を活用できれば収支均衡できるのでは」と期待感を示した。(毎日新聞)