2008年8月27日水曜日

福山競馬、2472万円余の黒字

 福山競馬の2008年度4―6月期の決算は、収入21億8928万4000円に対し、支出が21億6455万6000円となり、2472万8000円の黒字を確保した。市が25日、市議会競馬事業特別委員会で報告した。
 市によると、開催日数は21日間で前年と同じだったが、馬券売り上げを中心にした収入は前年の23億1343万円から大幅減。特に福山競馬場本場の売り上げが約13億2000万円と1億5000万円近く落ち込み、前年比で11.4%のマイナスになった。この売り上げ減をカバーするため、無料シャトルバスの減便などをしてコストを圧縮。在籍頭数の落ち込みから章典奨励費も目減りしたために、黒字をかろうじて維持した。
 福山競馬の在籍馬は現在385頭。章典奨励費の大幅減から過去最少レベルに減り、レース編成にも支障をきたしている。市は8月から出走奨励金を6万5000円から7万5000円に増額したが抜本的な解決策にはなっていない。