2008年9月24日水曜日

馬の気持ち、わかった? 京都競馬場で初の大運動会

 競走馬のコースを人が走った。第1回JRA京都競馬場大運動会が23日、京都市伏見区のJRA京都競馬場で開かれた。砂を敷き詰めたコースで、リレー競技や駕篭(かご)かきレースが繰り広げられた。
 「走って挑戦!馬の気持ちがよくわかる」と銘打って、競馬中継番組を制作するKBS京都が初めて開いた。「ダート」と呼ばれる砂を厚く敷き詰めた1周約1800メートルのコースを使用した。1200メートルと1000メートルのリレー競技、300メートルの駕篭かきレースに、京阪神一円から大学生や社会人399人が参加した。
 ファンファーレが流れ、競馬中継さながらに、実況放送も行われた。走者が砂に足をとられて転倒したり、よろける場面も大画面に映し出された。  鳥取砂丘で走ってから出場した山科区の自営業浜名厚志さん(42)=山科区=も「予想以上に足がふらついた。サラブレッドがどんな困難なコースを走っているか実感した」と話した。 <写真:競馬中継さながら大画面にレースの状況が映し出され、砂地のコースを走る参加者(京都市伏見区・JRA京都競馬場)>(京都新聞)