2012年4月28日土曜日

被災地出身17歳初勝利 ホッカイドウ競馬

25日に日高町の門別競馬場で開幕したホッカイドウ競馬でデビューした阿部龍騎手(17)が2日目の26日、初勝利をあげた。次の騎乗レースでも接戦を制すなど、この日3勝をあげた。東日本大震災で宮城県南三陸町の実家は津波で流されたが、避難先の秋田県で暮らす両親や弟たちが応援に駆けつけ、スタンドから声援を送った。  阿部騎手は初日の25日には4レースに騎乗、2度3着に入る健闘を見せていた。「被災地になんとか明るい話題を届けられれば」。そう話しながら息子の騎乗ぶりを見守っていた父利行さん(43)は、デビュー6戦目での初勝利に「小さいころから野球をやっていて運動神経はよかった。順調に伸びて欲しい」と笑顔。母の純子さん(43)は「信じられない」と喜びを爆発させた。  阿部騎手は家族とともにウィナーズサークルで記念写真におさまった。25日の新人騎手紹介では「がんばります」と初々しいあいさつをしていた阿部騎手。初勝利の後も「一歩一歩前進してゆきたい」と気を引き締めていた。(朝日新聞)
【写真】2012年04月27日 初勝利をあげ両親や祖母らと喜びを分かち合う阿部龍騎手=日高町の門別競馬場