2008年12月14日日曜日

大きな満月、馬照らす 1年で地球に最も接近 帯広


 ばんえい競馬開催中の帯広競馬場で十三日、「一年で最も近い満月」が寒空に浮かび、疾走するばん馬たちを明るく照らした。
 十勝管内陸別町の銀河の森天文台などによると、月は楕円(だえん)軌道で周回するため、地球との距離が周期的に三十五万六千五百-四十万六千六百キロと変化する。この日は満月が今年最も接近し、大きく、明るく見える時期という。同競馬場では十二レースが行われ、夕方にはぽっかりと月が出現。会場のクリスマスイルミネーションと相まって幻想的な雰囲気をかもし出し、観衆は歓声を上げながらレースを楽しんでいた。
 ばんえい競馬は十四日に重賞レースのオークスを予定。三十日まで年内九日間開かれ、年の瀬を迎える。 (北海道新聞)

<写真>大きな満月を背に白い息を吐きながら走るばん馬=13日午後4時30分、帯広競馬場(金田淳撮影)