2010年12月29日水曜日

存廃で揺れる笠松競馬、手作りイルミで明るく年越し


◆地元NPOがイベント

 羽島郡笠松町の笠松競馬場一帯で28日、地元のNPO法人「元気きそがわ」による手作りのイルミネーションと竹キャンドルが点灯した。町民有志ら による衣料品や野菜、正月飾りの即売会、ライブもあり、存廃問題に揺れたことしの笠松競馬の締めくくりを温かなイベントで盛り上げた。

 この日は、年末・年始特別シリーズ(1月1日まで)の初日。場内に4体の光る馬のオブジェを置き、正門や鉄塔を電飾で飾った。同町本町通りの商店街でも、竹筒に入れたろうそく1200本をともした。

 場内特設ステージでは、午後4時の点灯に合わせて、地元の松枝小学校児童がハンドベルを演奏したり、岐阜市などで活動するアマチュアグループがラ イブを披露。来年3月に同競馬場で開催される子どもたちによるポニーレース「じゃじゃ馬ホースショー」のエキシビションレースもあり、ちびっ子ジョッキー がポニーの競走で来場者を楽しませた。

 同NPOの青井克樹理事は「来場者が増えるよう、これからも定期的にイベントを企画したい」と話している。イルミネーションの一部は、来年1月いっぱいまでレース開催日に点灯する。(岐阜新聞)
【写真】年末の競馬場を温かな光で包んだイルミネーションと竹キャンドル=羽島郡笠松町若葉町、笠松競馬場