2011年2月5日土曜日

福山競馬、実質1億円の赤字

 福山市は4日の市議会競馬事業特別委員会で、福山競馬の2010年度第1〜3四半期(4〜12月)の収支が3300万円の赤字だったと報告した。収入には市施設整備等基金からの繰入金7千万円が含まれており、実質の赤字は1億300万円に上る。

 市によると、4月10日から12月26日までの開催63日間で、収入59億700万円に対し、費用が59億4千万円かかった。1日当たりの売り上げは8160万円で、前年同期より372万円減った。入場者数は11万7622人で、1日当たり212人減った。

 市は同日、10年10月以降に調教師や騎手たち競馬関係者の給与に当たる賞典奨励費を2260万円カットしたことを報告。11年度の振興策の一つとして、年間を通じて日本中央競馬会(JRA)とレース開催を1時間ずらし、インターネット販売の増収を図ることなども説明した。(中国新聞)