2012年1月20日金曜日

存廃問題の福山競馬が12年度も継続

約20億円の累積赤字を抱え、存廃をめぐる議論が続いている広島県の福山競馬20+ 件について、福山市の羽田皓市長は20日に記者会見し、2012年度も事業を継続することを明らかにした。

 羽田市長は、11年度は黒字を確保できる見通しを示した上で、12年度予算について「(10年の検討委員会の答申で)事業継続の最大の条件とされた単年度黒字確保を満たす予算が編成できた」と述べた。

 福山競馬20+ 件は1949年に開設。ピークの91年度は約345億円の売り上げがあったが、10年度は約76億円に落ち込んだ。11年度は東日本大震災の影響で東北地方などのレース中止が相次ぎ、馬券のインターネット購入などが増えたことから、上半期の収支は約6500万円の黒字だった。(日刊スポーツ)