2012年3月26日月曜日

佐賀競馬:来年度予算案114億円を承認 ネットの馬券発売が好調、前年度比3億4200万円増--県競馬組合

佐賀競馬(鳥栖市)を運営する県競馬組合は23日、定例議会を開き、総額114億7400万円の12年度当初予算案を承認した。インターネットを利用した馬券発売の伸びが好調で、前年度比3億4200万円(3.1%)増となる。

 新年度は、11月からJRAの電話投票システム(アイパット)で佐賀競馬の馬券も発売するほか、佐賀市から鳥栖市への移転40周年を記念し各種レースを開催する。さらに七つの対象レースの1着馬をすべて当てる「7重勝単勝式」を独自に発売する。

 同競馬は景気低迷などで、他の地方競馬同様に入場者や馬券発売額が減少している。しかしインターネット発売など在宅投票が前年より約15%増加、全体を下支えしている。このため同組合は「今年度売り上げは10年度を上回り、わずかながらだが単年度は黒字見通し」とみている。(毎日新聞)