2012年10月2日火曜日

福山競馬売上高 上半期は13%減 前年度利用増の反動 広島


 福山市が発表した福山競馬の平成24年度上半期(4~9月)の業績によると、売上高は前年同期比13・1%減の36億3168万5千円、入場者数は同9・2%減の6万9335人と、いずれも大きく落ち込んだことが分かった。
 売上高については昨年、東日本大震災の影響で関東や東北の競馬場が休止。インターネットによる福山競馬の馬券販売の利用客が増えたという背景があり、反動である可能性も高い。
 しかし、入場者数については、地方競馬最多勝を記録したモナクカバキチが引退し、カバキチ目当ての固定客が減少。ファン離れが止まっていないという厳しい現状がある。
 今月7日からは日本中央競馬会(JRA)と連携したネット投票システムが始まる一方、下半期には客の伸びが期待できる重賞レースも増える。事務局ではこれらの動きに期待をかけているが、事業存続の条件である実質単年度収支の黒字確保に向け、さらに厳しい運営を迫られている。(産経ニュース)