2013年3月8日金曜日

福山競馬赤字で15億円充当


 福山市は、3月末で廃止する福山競馬事業の累積赤字18億6900万円を穴埋めするため、一般会計から15億7300万円を支出する。7日、開会中の市議会定例会へ追加提案した12年度補正予算案に盛り込んだ。
 競馬事業特別会計の閉鎖に伴い、累積赤字の穴埋めのほか、地方競馬全国協会の補助金返還4800万円、分割で支払ってきた非常電源装置の残金2300万円などの整理が必要となる。一般会計からの支出とともに、競馬関連の基金5億9400万円全額を取り崩すなどして対応する。
 このほか、調教師や騎手たち競馬関係者に支払う協力金として、新たに3億8千万円を一般会計補正予算案に計上。昨年12月に確保した2億円と合わせ、計5億8千万円に増やして支払いに備える。(中国新聞)