2012年2月28日火曜日

競馬組合の清算に三セク債起債へ 荒尾市が方針

荒尾市は27日、荒尾競馬組合の清算に伴う負担金17億7594万円の財源として、第三セクター等改革推進債(三セク債)13億6千万円を起債する方針を明らかにした。3月5日開会の市議会に、組合負担金を盛り込んだ2011年度一般会計補正予算、組合解散など関連4議案を提出する。

 競馬組合は市と県による一部事務組合。解散に伴い、累積赤字額と運転資金として市とJAたまな、地方競馬全国協会から借り入れている計約17億円、システムリースの債務約7500万円を清算する必要がある。市は10年償還の三セク債と清算剰余金で費用を捻出したい考え。県は財政負担しない。

 組合は3月31日で解散し、組合の財産については土地・建物、債権・債務ともに市が引き継ぐ。

 12年度一般会計当初予算案には、歳出として三セク債償還金1億5806万円、競馬20+ 件場の土地借り上げ料など約4000万円を計上。歳入は、賃貸契約で場外馬券を発売する日本中央競馬会と日本レーシングサービスからの土地・施設使用料など約6500万円を見込む。(熊本日日新聞)