2012年2月28日火曜日

安藤光彰騎手が笠松でラストラン 29日、思い出の地で引退


 日本中央競馬会(JRA)のアンカツこと安藤勝己騎手(51)の兄で、アンミツの愛称で親しまれるJRA現役最年長の安藤光彰騎手(53)が、29日の笠松競馬場(笠松町)でのレースを最後に引退する。笠松でのラストランの後、引退セレモニーが開かれる。
 光彰さんは1976(昭和51)年に笠松でデビュー。地方競馬で2821勝を挙げた。笠松では最多勝には届かなかったが、約30年にわたって勝ち数上位を保ち続けた。
 2007年に48歳でJRAの騎手免許を取り、笠松からJRAに移籍。03年に地方から初めて移籍した勝己さんに続いた。JRAの戦績は通算68勝。移籍後は56勝を挙げたが、年間134戦ある重賞レースでの勝利はなかった。
 光彰さんは「体力の衰えは感じたわけではない。しかし、騎乗依頼も減って、今が潮時だと思った」と話す。引退後はJRAで調教助手を務める。
 ラストランは29日の第8、9レース。光彰さんは「代理人が笠松の調教師に頼んで最後の舞台を作ってくれた。笠松には数え切れない思い出がある。ここで終われるなんて、おれらしいな」。ファンには「落馬しないように見守って」と冗談めかした。
 笠松競馬場の引退セレモニーでは、光彰さんへのインタビューや花束贈呈を行うほか、レースに使ったゴーグルやくら、ステッキを無償提供しチャリティーオークションを実施。売り上げを東日本大震災の被災地に寄付する。(中日新聞)
【写真】集まったファンと交流する安藤光彰騎手(左)=2007年5月16日、笠松町の笠松競馬場で