2012年11月29日木曜日

園田競馬場、ナイター開催で入場者と売上増


 今年9~11月にナイター競馬を実施した尼崎市の園田競馬場で28日、県競馬組合と地元自治会の代表者らが話し合う「周辺改善委員会」が開催された。組合側は、入場者数や売り上げがナイター開催日に増加したと報告。来年4月5日からナイターを継続実施する方針も明らかにした。
ナイターは9月7日~11月9日の毎週金曜日に計10回開かれた。組合によると、昨年の同時期の平日に比べると、1日平均入場者数は36%増の4421人、売り上げは10%増の6303万円だった。場外や在宅で購入できる馬券も含めたすべての売り上げは18%増の1億6216万円。同組合は「すべての数字が伸びて、女性客やカップル、サラリーマンといった客層も多かった。ナイター効果が現れた」と報告した。
一方、年間を通じた入場者数や売り上げは前年度より数%減ったことから、自治会側からは「ナイター効果がどれほどあるか疑問だ」との厳しい意見も出たが、来年の継続開催について異論は出なかった。
【補足】
福山の廃止など、地方競馬でいいニュースが少なかったので、少しでも前向きになれるニュースを。
本当は平日のナイター開催をもっと増やしたいんでしょうけど、園田は住宅地と競馬場が近いせいで市民団体などから相当抵抗されてるんですよね。ようやく実現したナイターなので無理はできないところ。
一方で来年のナイター実施に反対されなかったのはよかったですね。園田も来場者が夜の住宅街を通って帰宅しないよう、無料の送迎バスの利用を促したりといった配慮に一定の評価が得られたのでは。(Net-keiba.com)