2008年11月5日水曜日

JRA、1月4日スタートに元日出勤問題

 来年の中央競馬は例年より1日早く、1月4日からスタートする予定だ。70年以来実に39年ぶりのこととあって、サークル内でもまだ調整が必要なことが多い。ひとつは元日の仕事をどうするか。基本的に元日はトレセン全休日だが、関東調教師会は調教実施の方向で調整にあたっている。
 元日を休んだ場合は(1)有馬記念翌日の12月29日(月)と元日(木)の週2日休むローテで馬のコンディション維持は? (2)出馬投票は1月2日午前中、つまり調教時間中に行われる予定。元日、2日と丸2日間も馬の状態を確認できないまま出馬投票しなければならないケースが出てくる、などの弊害が予想される。
 関東調教師会の幹部は「元旦に馬を動かした方が調整しやすいし、4日の出馬投票に責任を負う意味でも、馬場を開けたい。東西で足並みがそろわなければ関東だけでもやる方向で進めたい」と、元日出勤に前向きな姿勢を見せる。一方で、関西では「元旦は特別な休日だから休ませたい」という意見も根強いという。
 結論が出るまで、まだ話し合いは続きそうだが、各馬が開幕日をベストの状態で迎えられる方法が求められる。(日刊スポーツ)