2009年7月24日金曜日

高知競馬の大勝負!ナイター競馬開幕

 西日本で初めてのナイター競馬、高知「夜さ恋(よさこい)ナイター」が、24日に開幕を迎える。初日は重賞「トレノ賞」を含む2競走が大井など全国各地でも場外発売される。温暖な気候を生かしてナイター通年開催は史上初。売り上げ低迷が続き、存続の危ぐもある状況での施策。28基の照明灯の新設費用は約1億7000万円。財源は県や市ではなく競馬組合主体。昼開催に比べて開催コストも当然上がる。売り上げ増を至上目的とした大きな勝負だ。

 高知競馬の年間売上額は06年度約43億円、07年度約39億8000万円、08年度38億8000万円。一方、インターネット主体の電話投票売り上げは、06年度から前年度比で131・4%、142・7%、152%、さらに、今年度4~6月は163・1%と伸びている。電話投票の占有率も06年度8・38%だったのが08年度は20・16%。高知県内のみならず、全国への、特に大都市圏への浸透が目標となる。

 10日にはゲートやゴール前での試走、18日には模擬レースが2競走行われた。「角度調整するなど、18日のレース時は照明状態が改善されていた。大井と同じ…とは言えないけど、暗いということはないし、乗っていて違和感はありません」と高知リーディングの赤岡騎手。注目の新ナイターの様子は、来週の当コラムでお伝えしようと思う。 (スポニチ)