2009年7月25日土曜日

闇夜に浮かぶ競走馬


 高知市長浜宮田の高知競馬で24日、全国初の通年ナイターレース「夜(よ)さ恋(こい)ナイター」が始まった。経営難に苦しむ同競馬にとって収益改善の切り札と期待され、関係者は「高知の新たなナイトスポットに」と意気込んでいる。

 午後6時50分からセレモニーが開かれ、尾崎知事が「地方競馬がどんどんなくなっているが、高知競馬を何としても守っていきたい」とあいさつ。開催に合わせて作られたオリジナルソングが披露され、餅投げを行ってナイターレースの開始を祝った。同市横浜西町の会社員岡田登さん(58)は「会社帰りに訪ねやすいので、次は夕涼みがてらに仲間と一緒に来てみたい」と話していた。

 地方競馬(平地)では現在、大井(東京)など計3か所でナイターレースを開催。高知競馬は温暖な気候を利用し、他競馬場が開催していない冬にもレースを行い、収益増を狙う。(読売新聞)

<写真>照明を点灯して行われたナイターレース(高知市の高知競馬場で)